読書会のスタイル別・メリット/デメリットを考える

自分でも読書会を開催する日が遠からず来た時に、自分ならどんなスタイルで運営するだろうか?と考えあぐねた。 今まで参加した読書会にはいくつかスタイルがあり、それぞれにメリデメがあると想像できたので、考えてみることにする。

今までに参加した読書会のスタイル

プレゼン式

章ごとに担当者を割り当てて、担当者がその章の内容とプラスアルファの内容をプレゼン形式で発表する。 また、会によってはディスカッションの議題が提示されてグループワークを行うこともある。

音読式

1, 2ページくらいの文章を指定して、その場で決まった担当者が音読する。その後、気になったことを議論する。これを繰り返す。

黙読式

1, 2ページくらいの文章を指定して黙読する。その後、その部分の論理構造や内容について議論する。これを繰り返す。

メリデメ

表にしてみた。

評価点 プレゼン式 音読式 黙読式
時間あたりの進みが速い ⭐⭐⭐ ⭐⭐
1回休んだあとの参加しやすさ ⭐⭐⭐ ⭐⭐
メンバーの負担が低い ⭐⭐ ⭐⭐
議論の粒度が細かい ⭐⭐ ⭐⭐
大人数でやりやすい ⭐⭐⭐ ⭐⭐

総合的にどの場面でも適した読書会の形式はなくて、これらのパラメータのうちどれを重視するかだと思う。

プレゼン式を採用すると良さそうなケース

  • 部屋を取りにくいなど、回数を重ねること自体が負担になる場合。
  • 読むスピードの足並みを揃えるのが難しい大人数の場合。

音読式を採用すると良さそうなケース

  • ライト層に「とりあえず出てみるか」と思ってもらいたい場合。
  • メンバーが集まるコストが低い場合。
  • まとまった時間が取れない場合。

黙読式を採用すると良さそうなケース

  • 少人数で少しずつ議論をして認識をあわせながら進みたい時。
  • メンバーが集まるコストが低い場合。(音読式と同じ)